イメージで覚える前置詞 On

英単語の使い分け方

Inなどの前置詞は細かな和訳を一つ一つ覚えるのではなく、コアとなるイメージを理解する事で、使いこなせるようになる!というお話を下記記事で述べて来ました。

イメージで覚える前置詞 At
On, At, Onなどの前置詞は細かな和訳を一つ一つ覚えるのではなく、コアとなるイメージを覚える事で、使いこなせるようになるという話を下記の記事で述べました。前回に引き続き、今回は前置詞Atについて書いていきたい...

今回は第三弾!
前置詞Onについて、書いていきたいと思います。

On(くっついているイメージ)

Onは日本の英語学習者が最も勘違いしている前置詞の一つかと思います。
Onの意味を聞くと「〜の上に」と答えられる方が多くいらっしゃいますが
Onのコアイメージは「面でくっついている」というものです。

There is a picture on the wall
(壁にかかっている絵)

There is a mosquito on the ceiling
 (天井に蚊がいる)

そのため上記2つの例文のように、必ずしも何かの上にある場合だけでなく
壁や天井にくっついているという場合でもonが用いられます。

この何かにくっついている時のonは、目に見える壁や天井だけでなく、抽象的な概念にも使えます。

She is on a business trip this week
(彼女は今週は出張です)

He is currently on the holiday
 (彼は今は休暇中です)

この例文のように、business trip(出張)とshe、或いはholiday(休暇)とheがonを通じて、くっついているというイメージから、出張中や休暇中といった意味になります。

さらにそこから派生して、「それぞれの動作がくっついている → それぞれの動作が連続している」という連想から

On arrival, he phoned his friend Tom
(到着してすぐにトムに電話した)

Carry on as if nothing really matters
(何事もなかったかのように、そのままでいてよ)

などのように何かを連続して続けている場合にも用いることが出来ます。
※On arrival, ~:到着してすぐに〜する。 Carry on:そのまま続行する。

また「面でくっつく」というイメージから「支える」というイメージに派生し

Dinner is on me
(私の奢りだよ)

You are too emotionally dependent on your partner
(彼女は過度に彼氏に依存している)

などのように、何かを支える / 支えられているという表現にもonが用いられます。

さらにこの「支える」という意味から派生して、何かに乗り物に乗っている時にも用いることが出来るので

She is on the bus
(彼女はバスに乗っている)

などのように何かの乗り物に乗っている時にもonを用いることが出来ます。

最後に

Onというと、「〜の上に」と覚えてしまっている方も多いかと思いますが、このように「〜とくっついている」というイメージさえ、しっかり持っていれば、多くの用法が頭に入りやすくなると思います。

このコアイメージを忘れずに、ぜひOnという前置詞を使いこなしてください!

コメント

  1. […] […]

タイトルとURLをコピーしました