見るを英語で(See, Look, Watch)

英単語の使い分け方

英語で雑談をしている時、何かを「見る」と言いたい時ありますよね。
ただ中学や高校で習った英語を振り返ると、SeeもLookもWatchも全て「見る」と習った人も多いはず。今回はこれらの違いについて纏めましたので、サクッと覚えてしまいましょう。

(自然に視界に入ってきたものを)見る:See

I can’t see anything in the dark
(暗くて何も見えない)

I saw Emma yesterday
(昨日エマを見たよ)

Seeで表現出来るのは、自然に自分の視界に入ってきたものを見る場合です。この例文のように、暗いところにいるから何も視界に入ってこないという場合や、たまたま昨日誰かを見た(視界に入ってきた)という場合に使えます。

(何かを意識的に視線を向けて)見る:Look

Look at this picture
(この写真を見て)

Look atで表現出来るのは、何かに対して意識的に視線を向けて見ることですので、例文のように「何かを見て」という時に使えます。

(動いているものを注意を向けてじっと)観る:Watch

I like watching football
(サッカーを観るのが好きです)

Watchで表現出来るのは、何か動いているものをじっと注意しながら見ることですので、映画やスポーツを観る時に使えます。

以前に英語を勉強している知人が、昨日あなたを見かけたよ!と言おうとして、I watched you yesterdayと言ってしまい、一瞬場が凍ったことがありましたが、Watchはじっと見るというニュアンスがありますので、これだと単なるストーカーの自白に聞こえてしまいます。

他にも色々ある「見る」の表現

日本で最初に習うであろう上記の表現の他にも、いくつか表現がありますので、最後に少しだけ紹介します。

(好奇心を持ってジロジロと)見る:Stare

Don’t stare at me!
(ジロジロ見ないで!)

Stare at~で何かを好奇心や怪訝な目でジーッと見る時に使います。例文のようにあまり良くないニュアンスで使われることも多いです。

(何かを一瞬チラッと)見る:Glance

She glanced at the letter and then tossed it into the garbage box.
(彼女はチラッと手紙を見て捨てた)

Glance at~で何かをチラッと見る時に使います。

日本語で何かを「見る」という表現を使う時は、「チラッと」見る、「注意深く」見るなど、見るという動詞は変えずに他の言葉で詳細を付け加えることが多いですが、英語では「見る」という動詞そのものを変えることで、色々なパターンを表現することが出来ます。必要に応じて、使い分けてみてください!

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